海外FX業者のボーナスをおすすめできない理由

海外FXといえばボーナス、というイメージはあるかもしれません。日本人にかなり知名度のあるiFOREXやXMがボーナスを提供しているのも影響しているでしょう。

私も過去にXMの口座でボーナスを利用してトレードしていましたし、使いようによってはトレードを有利にすることができます。しかし、基本的にボーナスを使う事自体おすすめしません。その理由を説明します。

なおこれは特定のブローカーに限った話ではなく、ボーナスを提供するブローカーで共通している部分のお話です。

利益が取り消される可能性がある

おすすめしない理由はこれに尽きます。

ボーナスと不正対策は切っても切れない縁です。不正とは「リスクのないトレード」のことを指します。

仮に誰かが1万円を1000万円に増やせたとしても、不正がない前提であれば利益を取り消さなくても全体では赤字にならない可能性が高いです。理由として、統計的に多くのトレーダーが損失を出すからなのは有名ですよね。そもそも1000万円程度でヤバくなるブローカーとか使いたくないですが…

1000万円に増やした人はリスクも取っていたはずなのでブローカー的に問題ありませんが、リスクがなかったなら話は変わってきます。ボーナスの源泉はブローカーの資金ですから破綻につながります。それに1000万円稼いだ人は継続して利用してくれる可能性があり、またリスクを取ってくれるかもしれませんからね。

不正の手段とは

不正と言っても普通はどういう方法なのか思い浮かびませんし簡単にできることではありませんが、海外FX業者の場合は追証を請求しないことを利用した両建てをしたりと簡単に不正をすることができます。MT4の場合「謎の技術」で異業者間の両建て、さらには友人間の両建てすら見破ります。

ボーナスを提供している海外FX業者がどの程度不正に厳しいのか、どういった基準で利益を没収するのかは公表されないのでボーナスを利用する限り利益没収のリスクを排除することはできません。知りませんでしたは通用しないし、ブローカーの一存で決定することができます。

ボーナスの存在

ボーナスとはそもそも、少額で大きく儲けたいという人のニーズに答える結果のサービスではないかと思います。しかし、ボーナスは実際にはレバレッジを増やすだけなのではっきり言ってあってもなくてもさほど大きな違いはなく、500倍のレバレッジを2000倍に増やしても4倍勝てる確率があがるわけではありません。

勝てない人はボーナスを使っても勝てないですしいつか破綻するからです。FXってものすごいギャンブル要素が強いイメージがありますが、結局は他の投資商品と同じなのでボーナスで勝てる確率が短期的に上がったとしても意味が無いんですよ。だって勝ってもやめられない人が多いから。

ボーナスを使うなら避けたい事

  1. 両建て
  2. ハイレバレッジ
  3. 指標トレード

これらはあくまでも避けたほうがより安心、というだけで不正認定されるわけではありません。

両建てはヤバイ?

実際の不正の手段って私もあまり知らないのですが、代表的な手法に両建てを利用した方法があります。

口座を2つ用意して雇用統計などの大きく動く時にそれぞれ買いと売り注文を出して、片方はロスカットされもう片方は負けた金額以上の利益を出すという方法です。さらにバージョンアップすると片方は家族や友人の口座を使って隠蔽するんです。別のブローカーや他人の口座を利用してもすぐバレるんでやらないようにしましょう。今どきこれやるのは正直アホです。

こういった手法のせいで、純粋な両建てもやりづらくなります。しかし実際にXMのサポートに両建ては禁止なのかと聞くと、禁止ではないという返答がきます。あくまでも禁止事項は不正行為だけでそれが不正と認定されないなら大丈夫なのですが、同じ口座の中での普通の両建てだけでもやっぱりおすすめはしません。何かあったら面倒ですから。

もしXMのサーバーが落ちて決済ができないとなった時に、別の業者で両建てして損失を免れるというのはアリかなと思います。これくらい普段は避けたほうがいいということです。

ハイレバレッジはヤバイ?

ここでいうレバレッジは実効レバレッジです。数ピップスで強制ロスカットといったトレードは入金額以上の損失の可能性が高くなるから嫌がられるんですね。ではなぜヤバイかというと、不正されそうだからもしくはリスクが高いからという理由で口座の最大レバレッジをブローカーが制限すればいいだけだからです。

XMの888倍のレバレッジでトレードしたくて口座を開設したのに50倍に制限されたら多分やめる人多いですよね。そうなったら追い出されたも同然なので、新しく口座を開設しようが無駄です。

指標トレードはヤバイ?

一攫千金を狙うとなると雇用統計などの指標時にトレードすることが有名です。しかしボーナス+指標トレードは目をつけられるポイントです。

指標トレードがウェルカムなのはA-bookのブローカー(注文をのまない)で、B-bookのブローカー(注文をのむ)は禁止はしないけどあまり推奨もしません。だからといってそれだけで口座凍結することはありませんが。

ボーナスを使うなら指標トレードは避けろ、というのが私の意見です。それに不正を減らすためなら指標時にスプレッドを多めに広げればいいだけですからね。スプレッドが広がれば指標トレードする価値は下がります。

指標トレードを行いたいならNDDを推奨

NDD(ノンディーリングデスク)というと大雑把なのですが、A-bookのブローカーです。指標トレードされてもブローカーのリスクは少なく、むしろスプレッド拡大や急激な価格変動のリスクを負うのはトレーダーですね。自己責任というわけです。

出金時に問題になることが多い

一般的に、不正のチェックが厳しく行われるのは出金申請を出した時だと思います。また、出金が高額であればあるほど疑いは強くなるのは容易に想像できますよね。

最初に出した例で、1万円を1000万円に増やして出金できなかったら、1万円を出金できない時よりダメージが大きいはずです。けどそこまで増やせる人はボーナスがなくても(多少確率は下がるけど)不可能ではなかったと思うんです。なら最初からボーナスによるリスクは排除してほしいと個人的に考えます。

ボーナスは放棄することができる

入金したらボーナスが付与されたりするので基本的に自動的にボーナスを与えられます。しかし、ボーナスはサポートに言えば放棄することが可能です。

例えば私の場合、FXOpenのSTP口座で未入金ボーナスを受け取りました。しかしこれは試したかっただけでボーナスなんて使いたくなかったのでサポートに頼んで消してもらいました。出金制限があったりしますからね。

ボーナスは使いたくないけどブローカーを変えるほどではない、という時に放棄する選択肢が役に立つでしょう。

ギャンブルは卒業しよう

ボーナスがあれば10万円の自己資金で20万円分のリスクとリターンを得ることができるのは確かです。しかしそこは20万円自己資金を用意して、リスクコントロールを行ったほうが絶対にいいんですよ。ボーナスを使う限り丁半博打を卒業できません。博打ではなく投資をするならボーナスは今すぐ卒業しましょう。

ボーナスを推奨しないというのはあくまでも個人の意見です。ギャンブルやギャンブラーを批判したいのではなく投資を突き詰めていきたいというのが私の目標なのです。

練習にはもってこいですけどね。XMなら888倍のレバレッジで10通貨からトレードできるマイクロ口座があって、5万円入金したら5万円分ボーナスが貰えますから。けどあまり一攫千金を狙うのはしてほしくないですね・・・

今トレンド的にもボーナスは下火で、これからどんどん提供するブローカーは減っていくと思います。さらに大手になればなるほど提供するボーナス額は少なくなります。ということは新興ブローカーが多額のボーナスで集客するということになります。

高額のボーナスはブローカー側にとってもリスキーで、トレーダー側も利益取り消しや出金のリスクが大きくなるため誰が得するんだという状態になります。

どの程度のボーナスが高額になるのかという点ですが、XMを基準にして考えてみましょう。

XMの入金ボーナスは5万円までは100%、以降は20%で上限が50万円です。これが200%とか300%といった大きな数字で煽ったり、上限がなく金額が高額だったりすると危険です。

これからボーナスを使おうとしている方や今も使っている方は是非参考にしてください。ボーナスという性質を理解した上でうまく付き合えるようにしましょう。

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メガネくん

30歳チョイのメガネをかけた男性。長年FXに関わったので、勝ち組トレーダーにはなっていないが知識と経験だけが蓄積されました。最近はビットコインなどの暗号通貨も扱っています。