IronFXが日本人顧客の受け入れを再開

IronFXがこの度日本人顧客の受け入れを再開したようだ。しかし、これにはいろいろな問題があるようで、必ずしも喜ばしいことではないのかもしれない。

IronFXについて

IronFXはキプロスに本社を置く大手FX業者で、今ではイギリスでのライセンスも取得しグローバルにその活動を広げている。追証は発生せず、入金に対してボーナスも付与され、日本人によるカスタマーサポートにより日本人に大人気の海外FX業者となった。

IronFX日本人受け入れ再開

突然日本人へのサービス提供を終了すると発表

2014年1月に日本人(日本に住所を持つ顧客)へのサービスを終了すると発表。当初は新規顧客の受け入れを中止との発表だったが、後に既存顧客も口座から資金を引き出しすべての口座を閉鎖する必要があると発表。

日本人へのサービス提供を終了した海外FX業者はいくつもあるが、既存顧客への影響はなかった業者が存在したため、IronFXの対応は多くの人に影響を及ぼした。

サービス終了の理由は正式なライセンス取得

IronFXの場合、日本人へのサービス提供を終了した理由は他のサービス終了を発表した海外FX業者とは少し違った。それは、日本の第一種金融取引業の許認可取得だった。これはFXCMやForex.comのように日本でライセンスを取得し、レバレッジ25倍でサービスを提供するという意味である。

このライセンス取得のプロセスにおいて日本金融庁からの厳しい指摘があり、ウェブサイトの日本語ページの削除だけにとどまらず、既存顧客の口座閉鎖も必要となったわけだ。

1年経過し、ライセンス取得失敗

1年が経過した2015年2月、IronFXは金融庁に認可されなかったためもう一度海外FX業者として日本市場へ戻ると宣言。

金融庁は、日本で許認可を受けていない海外FX業者は日本で営業を行わないようにと通達している。しかし、アメリカと違い日本国民は海外FX業者を利用する権利もあり、海外FX業者が日本人を受け入れることを法的に罰することは現在では難しい。

そのため、IronFXは日本人受け入れを再開するという選択をした。

当然ながら1年の間、日本人以外には通常通り営業していたわけだが、少々問題が起こっていたようだ。

中国人顧客との出金トラブル

最初の出来事は中国のテレビ番組により放映された、IronFXによる不正行為調査に関する番組だ。この番組に関してはフォレックスマグネイトに掲載された記事に詳しく書かれている。これは2014年8月に起こっている。

その後、2015年1月にフォレックスマグネイトに掲載された記事によると、クレームを出していた中国人顧客らはIronFXの(子会社の)オフィスを襲撃し、支払いを実行するよう求めたようだ。

海外フォーラムに寄せられる苦情の数々

Forex Peace Army(FPA)など海外の有名フォーラムに様々な苦情が寄せられており、出金トラブルや利益取り消しなどいくつも報告されている。

あるフォーラムには、IronFXは中国のオフィスを閉鎖し大量の従業員を解雇したと書かれており、さらには出金を要求する裁判を何件も起こされているとも書かれている。

IronFXは上記のような問題を抱えており、そのタイミングでの日本人受け入れ再開だ。公式サイトを確認すると現在入金に対して100%ボーナスを提供しているものの、利用するのは少し考えたほうが良いのかもしれない。100%ボーナスは魅力的かもしれないが、トラブルが増加している中利用をするのは賢い選択とはいえないだろう。

ボーナスを利用して取引をしたいのであれば

IronFXという業者はタイプ的には、少し広めのスプレッドにボーナスを付与するというタイプのため、XMを利用するほうが今は賢いとも言える。

IronFXは金融ライセンスを保有するしっかりとした業者であり、現在のところ規制当局から何かしらの動きがあったわけでもないが、間違いなく以前とは状況が変わっているということは確かだ。