海外からの送金を受け取る時にかかる手数料の詳細と節約方法

海外から日本の銀行口座への送金を受け取る時に発生する手数料の節約方法手数料の調べ方と詳細を紹介します。

日本の銀行で海外送金を受け取った時の手数料

だいたい2000円から6000円くらいを想定しておけばOKです。住信SBIネット銀行と新生銀行であれば2500円くらいが多いです。

幅が広いのは、中継する銀行が徴収する手数料は2000円から3000円くらいなはずなのですが、いくつ中継するかわからないからです。

これが現在の銀行送金における腹立つポイントです。

手数料を節約する方法

新生銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行が個人的にはオススメです。手数料だけを見ればメガバンクより安くなる可能性は高いです。

他に節約する方法はありません。被仕向送金手数料が安い上記の銀行を使う程度です。

さらに、住信SBIネット銀行は100万円以上を受け取った場合でも銀行から確認の電話がかかってくることはありません(経験上)。その代わりに、お問い合わせフォームから資金源・送金の目的、北朝鮮およびイランに関係する送金かどうかを送るだけなので非常に楽です。

手数料が発生するタイミング

次のように大きく分けて3つあります。

  1. 送金人側の銀行による送金手数料
  2. 中継銀行の手数料(2つ以上の可能性あり)
  3. 受け取り側の銀行での手数料

次に各項目の詳細を見てみましょう。

送金人側の銀行による送金手数料とは?

送金手数料は送金人が負担するのでは?と思うかもしれませんが、国際送金では、送金時の手数料の支払いオプションを次の3つから選択することができます

BEN(Beneficiary)=受取人が全ての手数料を負担

SHA(Shared)=送金側が自分の送金手数料だけを負担し、受取人が中継銀行と自分の銀行の手数料を負担。

OUR(Our)=送金側が全ての手数料を負担

受取側からすれば、BENで送金されるとさらに手数料がかかるということですね。

中継銀行の手数料とは?

国際送金では必ずどこかの銀行を経由し、そこで手数料が発生します。

まず、銀行の送金システムについて解説しますと、国内送金においては各銀行が日本銀行(中央銀行)に当座預金口座を開設しており、その口座間で資金振替を行うことで銀行間送金を行っています。銀行も別の銀行に口座を保有しているということです。

しかし、国際送金では中央銀行の役目をできるところが無いため、送金する通貨の主要国内の銀行(円送金であれば日本の銀行)に口座を開設しあい、資金振替を行うことで実現しています。

この役目を担っている日本の銀行は三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行がほとんどです。

例えば新生銀行の場合は、三菱東京UFJ銀行とコルレス銀行(中継銀行)契約を結んでおり、住信SBIネット銀行はみずほ銀行と契約しています。ということは、新生銀行は三菱東京UFJ銀行を経由し、住信SBIネット銀行はみずほ銀行を必ず経由してお金が届くということになり、そこで中継銀行手数料が引かれているということです。

受取側の銀行での手数料とは?

海外から日本国内の銀行宛の送金を被仕向送金といい、それにかかる手数料を被仕向送金手数料と言います。受け取り時には勝手に差し引かれており、手数料の明細も出ないためややこしいですが、上記の中継銀行での手数料とはまったく別です。

新生銀行やソニー銀行が無料としているのはこの手数料です。

各手数料の調べ方

次は各手数料を調べる方法です。思ったより手数料が引かれてた!という時に調べてみて対策してみましょう。

1.送金人側の銀行による送金手数料の調べ方

これはストレートに送金元に問い合わせましょう。資金を受け取った後であれば受け取った銀行に問い合わせてもわかるはずです。

2.中継銀行の手数料の調べ方

どこの銀行を経由したかというのは送金側はわからないので、ご自身の銀行に問い合わせてください。どこを経由していくらかかったのかハッキリ分かります。

3.受取側の銀行の手数料の調べ方

被仕向送金手数料は一番明確でハッキリしている手数料です。各銀行がウェブサイト上で公表していますので、「〇〇銀行 被仕向送金手数料」で検索すればでてきます。

この表では住信SBIネット銀行の被仕向送金手数料を2500円としていますが、実際に海外からの送金を受け取ると新生銀行と同じく実質手数料無料となる場合が多いです。

どういうことかというと、例えば100万円の送金を受け取った場合、新生銀行では100万円から中継銀行の手数料が引かれた金額が口座に反映されます。住信SBIネット銀行の場合は中継銀行手数料を引かずに100万円を口座に反映した上で手数料を別項目で引きます。

ややこしいのですが、どちらも中継銀行手数料しか取られません。新生銀行の被仕向送金手数料が無料と聞くと1円も引かれない印象があるかもしれませんがそんなことはないということです。

SWIFTコピーをもらって手数料を調べる

SWIFTコピーとは、現在国際送金に使われるSWIFT送金のレシートみたいなもので、送金に関する情報が詳細に書かれています。

資金が口座に到達する前であれば送金側に頼んでみて、資金が到達した後であればご自身の銀行に依頼してもいいです。銀行により対応が異なるため、SWIFTコピーの発行を受け付けない銀行であれば電話で問い合わせるしかありません。

海外FX業者のXMとFxProから頂いたSWIFTコピーを例として見てみましょう。

XMからもらったSWIFTコピー

XM SWIFTコピー

一番下の枠内にある、”Charges For: SHA”が手数料の負担者、Remitted Amountが出金額、Transfer Commissionが送金手数料(XM負担)です。

中段のReceiving Bankのドイツ銀行(Deutsche Bank)となっているのが中継銀行です。Bank of Cyprusが契約している中継銀行がドイツ銀行なのでまずドイツ銀行を経由しています。

先ほど説明した「国内送金時の中央銀行内での資金振替」に当たるのがこれですね。

これは米ドルの出金だったためで、日本円の出金であれば三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行、三井住友銀行となります。

FxProからもらったSWIFTコピー

FxPro SWIFT copy

次にFxProから頂いたものです。こちらはかなりシンプルにテキストのみです。どういった形のものがもらえるかは銀行次第です。

33Bに記載されている150万円が出金額で、32Aが送金された金額です。下部にある71AがBENとなっているので、送金銀行(この場合バークレイズ銀行)の手数料の負担は受取人となり、71Fがその手数料の金額です。

33Bから71Fを引いた額が32Aの1,497,338円と一致しますね。出金額によっては手数料が若干上下する可能性があります。

XM、FxProの両業者ともに、上記銀行とは違う銀行を使うことは十分にありえます。それは、使い分けたり新しい銀行を使い始めたなど、いろいろあります。

メガバンクを利用しても手数料を節約できない理由

新生銀行の中継銀行は三菱東京UFJ銀行なので、最初から三菱東京UFJ銀行で受け取ればいいのでは?となりますが、不思議な事に、ちゃっかり手数料は引かれるので実は全然安くありません。

相手にコルレス銀行(中継銀行)を伝える意味

FxPro出金フォームのコルレス銀行

FxProの出金フォームにはコルレス銀行の項目がありますが、これは指定ではなくあくまでも教えるというだけで、ここに新生銀行(そもそもコルレス銀行ではない)や他の銀行を入力しても意味はありません。

これは他の銀行でも同じで、新生銀行は三菱東京UFJ銀行経由以外で資金を受け取ることはできません。

FxProはバークレイズ銀行から送金してくると上記で紹介しましたが、バークレイズが三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行とみずほ銀行の複数と契約している可能性があるので、自分の銀行のコルレス銀行を正しく入力すれば無駄に他の銀行を経由せずに着金し、中継銀行手数料を節約することができるかもしれません。

ご自身の銀行にコルレス銀行(中継銀行)をあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。

メガネくん

国際送金の手数料は非常にややこしく不透明ですが、大きく分けて3つの手数料だけで後から把握することは不可能ではないため、到着した金額に疑問がある場合は銀行に問い合わせてみましょう。

今回は海外FX業者からの出金を例に出しましたが、基本さえ押さえれば国際送金というのは同じなので他の資金受け取りにも応用可能です。

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メガネくん

30歳チョイのメガネをかけた男性。長年FXに関わったので、勝ち組トレーダーにはなっていないが知識と経験だけが蓄積されました。最近はビットコインなどの暗号通貨も扱っています。