MT4シグナル使い方解説。コピートレードで自動売買を始めよう。

MT4のシグナルという機能は、他人のトレードのコピー、及び配信が可能となる機能です。エキスパートアドバイザー(EA)のインストールは必要なく完全自動売買で、MT4自体の機能なのでどの業者を利用していてもOKです。

このページではシグナルを受信する方法、つまり他人のトレードをコピーする方法を解説します。MT4のシグナルの概要について下記のページも参考にしてください。

MT4のシグナル自動売買とはどんなものか?EAとの違いを比較

MQL5とは?サービスの提供者は?

シグナルのサービスを提供するのはMT4開発元であるメタクオーツ社となり、その全ての機能は公式で提供されるものですので安心して利用することができます。これらはMQL5コミュニティというサイト上で運営され、シグナルだけではなくEAやカスタムインジケーターなどのマーケットプレイスも提供されています。

2015年についにサイトが日本語対応になったため、これまで以上に利用がしやすくなりました。言語の切り替えはページ右上から可能です。

利用するための費用

基本的な利用は無料で、有料シグナルをコピーする場合のみ有料となり、スプレッドにマークアップもなく、余分な手数料はありません。有料シグナルは1週間または1ヶ月の購読費用となっており、一括先払いはありません。1万円も払って1ヶ月もコピーしない内に大損した、ということはなく、ダメだと思ったらすぐに購読を中止することができ、1ヶ月20ドル程度のシグナルが多いです。

必要なもの

特別必要な物はなく、MT4アカウントとMQL5アカウント、そしてコピーするシグナルです。

MT4アカウントはデモ口座でも挙動は同じですので、まだ試したことがない人はまずデモ口座をやってみると良いでしょう。

非対応業者

稀にシグナル機能を利用できないブローガーがあります。MT4の標準機能ですが、ブローカー側で無効にすることができるからです。問い合わせるかMT4を開いてシグナルタブがあるか確認しておきましょう。このタブがないと利用できないという意味です。

MT4のシグナルタブ

MQL5アカウントの作成

MQL5コミュニティのアカウントは必須です。下記リンクから登録を済ませましょう。個人情報は必要なくメールアドレスだけで作成することができます。

リンク:https://login.mql5.com/ja/auth_register

シグナルの検索

まずはMQL5コミュニティのシグナルのページへ移動します。

シグナルはMT4用MT5用があり、お互いに互換性はないので注意しましょう。MT4またはMT5のプラットフォーム上からもシグナルを探すことができますが、ブラウザから探したほうがわかりやすく探しやすいと思います。

こちらのページも参考にしてみてください。

MT4シグナルの選び方。シグナルの成績の見方を詳しく解説。

初めて利用する方はまずデモ口座でデモ口座の購読をして流れを覚えるほうがいいです。当サイトが用意したデモ口座があるので使ってみてください。常にポジションを保有しているので購読に成功するとすぐにコピーが始まって成功したかわかりやすいです。

以下の解説において、画像内に表示されているシグナル名と上のシグナルの名称が異なることがありますがご了承ください。

シグナル購読方法

まず最初は手順に慣れるためデモ口座で無料のシグナルを試しにコピーしてみましょう。

シグナルのページ左上にあるコピートレードボタンをクリックします。

MT4シグナルコピーの仕方1

 

次のようなウィンドウが表示されるので中央のStart copying in MetaTraderのボタンをクリックするとインストールしているMT4が起動します。すでにMT4を起動させておいても問題ありません。

MT4シグナルコピーの仕方2

利用ブラウザにより異なりますが、上記ボタンをクリックすると警告ウィンドウが表示されます。画像はChromeでの表示となりますが、アプリケーションの起動をクリックするとMT4が起動します。

外部プロトコルリクエスト

なお、複数のMT4をインストールしている場合は最後に起動したMT4が起動するようになっています。どうしてもこの方法でMT4を起動することができない、または起動したくない場合は手動でMT4を起動しても問題ありません。

MT4が起動するとMQL5アカウントへのログインを促されます。事前にログインを済ませているとこの表示はでません。既にアカウントを持っている場合は画像矢印の箇所をクリックしログインフォームを表示します。

MT4 community login

MQL5アカウントのIDとパスワードを入力しOKをクリックします。

MQL5 login on MT4

ログインに成功すると先ほどブラウザで選択したシグナルのコピーの最終確認画面が表示されます。条件に同意するにチェックをいれ、MQL5アカウントのパスワードを入力しOKをクリックします。

confirmation subscribing signal

シグナル配信側と違うブローカーを利用していると次のようなメッセージが表示されることがあります。特にRoboforexのセントアカウント(100分の1)をコピーする際にこの注意が出ることが多いです。しかし、意図しないロットのポジションをコピーしないように資金配分を調節すれば問題なくコピー可能です。

シグナル購読確認画面注意

次にコピーに関する設定を行います。

シグナルコピーの設定

シグナルサービスの使用条件に同意する と リアルタイム・シグナル購読を有効にする

これら2つは必ずチェックを入れなければいけません。逆にシグナルの購読は残したまま、コピートレードだけを止めたい時はリアルタイムシグナル購読のチェックを外せばOKです。取引を中止するだけのためにシグナルの購読をキャンセルすると料金が無駄になるので注意しましょう。

SLとTPをコピーする

逆指値決済と決済指値注文もコピーをするかということです。コピーせずに自分で好きな値を設定してもよいでしょう。例えば、配信側は30ピップスで設定しているが、15ピップスで決済したいというのも可能です。しかし、配信側がそのポジションを決済すると自身で設定した指値と逆指値に関係なく決済されます。

Synchronize positions without confirmations

同期時に確認画面を出すかの設定です。チェックを入れるとシグナル配信側と同期する際に確認画面が出ません。

最大証拠金使用率

現在口座にある証拠金の何パーセントをコピートレードにあてるかを設定します。ここで設定した金額÷シグナル配信側の残高×100がロット数の計算になるため、ロット数を決めるための設定となります。

例えばシグナル配信側の口座が100万円の証拠金があり10万通貨の注文を出すとしましょう。こちらも口座に100万円があり、最大証拠金使用率を10%(=10万円)に設定した場合、発注する注文も同じ10%の1万通貨となります。

計算式:10万÷100万×100=10(%)

逆に、シグナル配信側の証拠金が5万円で上記の設定を行うと、証拠金が2倍のため2倍のロット数で注文出すことになります。購読するシグナルの取引履歴などをよく確認して設定するようにしましょう。

計算式:10万÷5万×100=200(%)

割り当てる資金を少なくしすぎた場合、配信者の利益率と乖離してしまうことがあります。ロット数の計算はそれぞれのポジションごとに行われ、結果0.01ロット未満になったポジションはすべて0.01ロットになるため、配信側と同じピップス数で約定したとしても利益額に差が出てしまうという結果になります。

これを避けるために可能な限り、資金量を合わせる、少なすぎる資金割り当ては避けるとするようにしましょう。

シグナルコピーの仕様上ポジションの注文ロット数を指定できないため、この設定を誤るとレバレッジの高すぎる注文を発注してしまうなどの事故が起きる可能性があります。まずはデモ口座で試してからリアル口座でコピーをすると良いでしょう。

証拠金がこの額より下がったら止める

ここで指定した有効証拠金額を下回るとシグナルの購読をストップする、という設定です。残高ではなく有効証拠金なため、設定した金額まで損失が出ると自動的に全てのポジション(手動で注文したものを除く)を決済しシグナルを停止します。

しかし、ストップロス設定と似たようなものなので、ここで設定した金額が必ず残るわけではなく、その時市場の動きによっては大きな損失が発生する場合があるので注意しましょう。

スリッページ

シグナル配信側の注文価格より離れすぎないようにするための設定です。FX業者の注文執行方法によっては必ずしもこの値に収まるとは限りません。

コピー開始直前に出るウィンドウ

例え設定が間違っていなくても、コピー開始前には注意ウィンドウが表示されることがあります。特にシグナル配信側と違うブローカーを利用する場合は注意がよく出ます。

特に多いであろう、配信側が既にポジションを保有している場合です。

コピー開始時にシグナル配信側がポジションを保有している場合はそのトレードを開始直後にコピーしようとします。この時配信側が含み益中のポジションを持っている場合、そのままコピーしてしまうと配信側と約定レートのズレが発生します。例えばシグナル配信側のポジションが+30ピップスの時にコピーを開始してしまうと、当然ながらコピーした側は+30ピップスからスタートしません。そして配信側が10ピップス下がった+20ピップスで利益を確定した場合、コピー側は-10ピップスでの決済となってしまい大きなズレとなってしまうのです。

推奨されるコピーのタイミングは、配信側が含み益のポジションを保有していない時です。配信側のポジションがすべて含み損であれば、そのままコピーをしてしまっても配信側より有利なレートでポジションを持つことになるので、配信側より損失を出すことはないからです。基本的には、上記のようなケースではコピーをスタートせずに待ったほうがよいです。

※上記例はスプレッドは考慮してません

コピーに成功したかの確認

signal successfull in jounal

コピーを開始してもコピー元が何もしなければ当然何も起きません。不安になりますがコピーができているのかを確認しましょう。”操作履歴”にて”Signal – synchronization finished successfully”(画像内赤線)と出ていれば正常です。

青線の部分では、シグナル配信側の口座残高が821.78USDでレバレッジは500倍、自分の口座の残高が172,893円でレバレッジ888倍と表示されており、その上の85%とはシグナル配信側のロット数の85%のロット数が自分の口座で注文されるということになります。例えばシグナル配信側が1ロットの注文を出した時、コピー側は0.85ロットの注文になります。

この85%は「最大証拠金使用率÷シグナル配信側の口座残高*100」で計算され、シグナルの設定時に最大証拠金使用率を50%にしたので、残高172,893円の50%と821.78USDの金額を比較して決定されています。最大証拠金使用率はいつでも変更が可能なので、ロット数を調整する必要がある時はすぐに変更したほうが良いでしょう。

シグナルの更新・一時停止・終了

下記リンクから利用中のシグナルの変更などを行います。

リンク:https://www.mql5.com/ja/signals/subscriptions

シグナルの購読期間は1週間か1ヶ月単位となっているため、問題がなさそうであれば早めに期間を延長するようにし、逆にこれ以上はコピーしたくない場合は停止させます。
MQL5コミュニティのコピー中のシグナル一覧から、更新・一時停止・停止を行いたいシグナルにマウスカーソルを合わせると、右端に小さく3つのアイコンが現れます。このアイコンは左から更新・一時停止・停止です。

signal subscription

なお、シグナルの停止(Unsubscribe)は一時停止と違い、再開することはできず、新たに新規購読となってしまうので料金がまた発生するため注意しましょう。

MT4から停止する場合は、シグナルタブをクリックし停止するシグナルを選びます。

シグナル購読停止

次にUnsubscribeをクリックします。

シグナル購読停止2

確認画面が出るので同意するにチェックを入れOKをクリックし停止完了です。なお、料金を支払うという意味は、シグナル購読開始時にシステム側で保留にされていた料金を配信者に支払うという意味で、これを行うと料金は返ってきません。購読時とキャンセル時で二重に料金を払うという意味ではありません。

シグナル購読停止3

MT4上からシグナルのコピーを操作する

MQL5のサイト上でコピーを開始する方法を紹介しましたが、MT4からブラウザを利用しなくてもコピーの開始や停止は行うことができます。今では有料シグナルの支払いもMT4上で完結できますが、シグナルの検索だけはブラウザでやるほうが機能が豊富で便利です。

しかし、MQL5のサイト上では無料やデモ口座から配信されるシグナルは表示されないようになっているため、そういったシグナルを探す場合はMT4から探すのが良いです。

MT4からシグナルの編集をする

よくある質問

有料シグナルの購読方法

有料シグナルも購読方法は同じです。余分な作業といえばMQL5コミュニティのアカウントに入金するだけです。

無料シグナルが有料になった場合

購読期間の途中からいきなり有料になり入金が必要ということにはなりません。次の購読期間延長時に支払うことになります。

有料シグナルを途中でやめると

有料シグナルを購読時に、まず規定の料金がアカウントから差し引かれシステム側で保留となります。この時点からシグナルの購読を中止してもお金は返ってきません。購読期間が過ぎると保留された金額がシグナル配信者に転送される仕組みとなります。万が一、配信者側が途中でシグナル配信を中止した場合は支払ったお金が返ってくる仕組みになっています。

MT4用のシグナルをMT5で購読可能?もしくは逆

できません。

シグナル配信側と違うペア名を使用している業者の場合

“EURUSD*”と”EURUSD!”などは”EURUSD”と同様に扱われるため問題なく、GOLDやXAUUSDも問題ありません。しかし、存在しないペアなどは無視されますので、配信側と受信側で保有ポジションに違いが出ることがあります。

注文ロット数を固定したい

できません。注文されるロット数は配信側と受信側で設定した資金額から自動的に決定されます。ロット数を調整するには投資額を調整しましょう。

利用している業者の最低ロット数は0.01ロットなのにそれ以下になる可能性がある?

ありません。基本的な取引ルールは利用業者に依存します。

配信側が利用している業者のレートが4桁(2桁)の場合

5桁(3桁)業者でコピーしても問題はありません。注文執行は自身で利用している業者で執行されるため、配信側と同じレートで約定させるわけではありません。

トラブルシューティング

操作履歴に「Signal – different specification of symbol XAUUSD, signal provider has maximal volume 100.00, subscriber has 50.00」と表示される

特定の通貨(上記の場合XAUUSD)で配信側と受信側で最大ロット数が違う場合に表示されます。上記の場合、配信側は最大100ロット注文できるのに対し、受信側は50ロットまでしか注文できないためシンクロしない可能性があるという注意です。

MT4シグナルエラー

操作履歴にSignal – local position [#61921738 sell 1.00 JP225-JUN15 at 19965], does not correspond to signal providerと表示される

配信側と一致しないポジションを保有している場合に出ます。上記の場合、日経225の先物をコピー前に注文したため表示されました。一致しないという注意なため、問題がなければ気にする必要のないエラーです。

ABOUTこの記事をかいた人

メガネくん

30歳チョイのメガネをかけた男性。現在はFXのテクニカルトレードによる投資とビットコイン投資を行っています。今の目標は、自分が投資で儲けることではなく、知識がなくてもできる投資の情報や手段を提供することです。