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ACFXがライセンス一時停止処置から事業終了へ

2016年4月初旬に、キプロスのブローカーACFXのライセンスが一時停止される処置が発表されました。キプロスの金融規制局CySECのライセンス一時停止は1ヶ月であり、ACFXはグループ会社に銀行や保険会社などある大きな会社であることから、当然ライセンス再開に向けて行動をしているものと考えていましたが、なんと会社の売却が決定し事業終了となったようです。

ライセンス一時停止の原因

原因は中国人ユーザーからの出金拒否のクレームが原因だと考えられます。詳細は不明ですが、ACFXは該当ユーザーは不正取引と行ったと発表していました。

ACFXはボーナスを提供するタイプのブローカーなので容易に想像できます。また、IronFXも同じく中国人ユーザー絡みで大きな騒動となりました。

ライセンス停止の影響

CySECのライセンスが停止されると、ほぼすべての営業活動を行うことができません。新規ユーザーを受け入れることも新規オーダーを受けることもできません。唯一、顧客が希望する場合すべてのオープンポジションを精算し出金することは可能なので、ユーザーにとっては資金が拘束される心配は基本ありません。

気になるのは出金は正常に行われていたのか?ということですが、こちらがACFX担当者に聞いたところ、不正取引の疑いがあったユーザーはともかく、特に日本人ユーザーの出金は滞り無く行われていたとのことです。

事業終了

5月に入り、ACFXの日本人担当者の方からご連絡をいただき、正式に会社の売却が決定したとのご連絡をいただきました。その時点で、ACFXの残務整理などを行う最低限の従業員以外すべて雇用契約が終了しているとのことです。そのためこの件に関して詳細はほとんどわかっていません。(不正の疑いがあった中国人ユーザーはどうなったか、など)

ACFXは、まだまだ日本人には無名でしたが、今後を期待できるブローカーであったことから事業終了は残念に思います。

なお、最悪の事態は免れたことが不幸中の幸いです。キプロスのブローカーは、投資家補償基金により一人あたり最大2万ユーロまで補償を受けることができますが、今回のACFXはこの補償のお世話になることはないそうです。

実は、2015年1月に起こったスイスフランショックにより破綻したAlpari UKのユーザーなどは同様にイギリスの補償(こちらは最大5万ポンド)を受けていますが、実際に基金からお金を受け取ることができるのは1年以上かかることもザラにあり、Alpari UKのユーザーは実際に1年以上かかっています。

ACFXは破綻ではないので、まだ出金されていないユーザーがいた場合も順次処理されるでしょう。

現在ACFXに日本人サポートは存在していないため、万が一出金問題などをかかえておりサポートに問い合わせたいが英語が分からないなどでお困りの方がいましたら下のコメント欄に書いてください。

5月16日追記

現在ACFXのライセンス一時停止処置が延長された状態で、引き続き後始末をしているといった状態です。

カスタマーサポート(+357 25 50 1000)に電話したところ丁寧に対応していただきましたが、1つ1つの出金に関しては担当ではないため応えることができないとのことです。出金処理に関してはコンプライアンス部門(compliance@acfx.com)にメールを送ってほしいと言われたため、今後メールを送る方はこちらへ送ってみてください。しかし電話もメールも日本語では対応してもらえないため注意してください。

5月25日追記

コンプライアンス部門よりメールの返信がありましたが、いくつかの質問に対する回答は得ることができず、ライセンス停止処置問題解決に向けて行動しているが何も答えることができないとの回答をいただきました。会社の売却により業務が再開する可能性はゼロではありませんが、それを期待して資金を置いておくというのは現実的ではないため引き続き全額出金する姿勢を続けることを推奨します。

7月25日追記

進展はないようです。もし、クレジットカード入金を行っており、まだその分を出金していない方はカード会社にチャージバック申請を行ってみてはどうでしょうか?

9月12日追記

ACFXのライセンス停止処分が延長され、次回告知までの期限指定なしとなりました。現時点で出金処理が進むことはあまり期待できず、ライセンス剥奪と破綻の手続きに入り投資家補償基金による資金返還手続きになる可能性があります。

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ヨネダ メガネ
一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。詳細プロフィールはこちら

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